クラウド会計ソフトは引き算の会計ソフトである

クラウド会計ソフトfreeeを使いこなすために一番必要なことは
『引き算の会計ソフト』であることを意識してくださいという話する。
従来の会計ソフトの中で入力担当者が紙資料などを整理しながら一つ一つの仕訳を入力して積み上げるこれが『足し算の会計ソフト』なら、銀行通帳やクレジット明細などを取り込んで組み立てて、重複部分などを適宜削除して作成するfreeeの作成方法は『引き算の会計ソフト』といえるのだ。
 

でも、それなら他のクラウド会計ソフトや、インストール型の会計ソフトも自動同期で明細を取り込むのだからそれらも『引き算の会計ソフト』なの?と疑問が出るかと思うがそれが違う。
 freee以外の会計ソフトはあくまで会計ソフト内の入力者の作業軽減的な意味合いで取引明細を取り込む。
 

だからfreeeにある【明細の一覧】のような取り込んだものを、一括で引き算(削除)したり、明細の取り込み日付を管理する機能はないのだ。
 freeeの場合は、外部からの明細の引き算が容易にできるのだ。
このプロダクト設計の違いは組織が大きくなって一つの会計帳簿を複数人の担当者が管理する場合や、
 

請求管理、債権債務の管理などを会計ソフトの外のシステムで管理し会計ソフトに流し込むなんていういわゆるERPを導入し分業で業務を行う場合に大きな効果を発揮する